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これまで,スイス,スロヴァキアなどの随所でトレッキングしてきたが,今回はかねてあこがれのドロミテへ行くことにした。また,そのついでにベルニナ鉄道沿線とザルツカマーグトなどにも立ち寄ることにした。ドロミテに8日間,ザルツブルグなどには5日間滞在した。 スイス,イタリア,オーストリアのアルプスはそれぞれ特徴がある。氷河に代表される高山のスイス,荒々しい岩肌のイタリア・ドロミテ,高原と湖のオーストリアである。今回はこの3国のアルプスを心行くまで堪能することができた。 さらに各地方の文化,芸術,食物,言語に触れることができた。ドロミテではガイドや地元の人を通じて,独特の文化や言語があることを知った。オーストリアの最高峰グロスグロックナーで出会った氷の芸術品,岩塩を採鉱する鉱山の歴史,湖水地方の美しさは今でも心に焼き付いている。 また,スイスのベルニナ鉄道,オーストリアのシャーフベルグ登山鉄道,氷河電車,各地のロープウェーやケーブルカーなど,楽しい思い出もある。 ドロミテに8日間いても,歩くことができたのはコルチナ地区とガルデナ谷地区の2地区だけ,しかもほんの一部である。ドロミテは世界遺産,と言っても,点在する世界遺産地域に入るのは並大抵ではない。今回のような「ハイキング」では無理で,何日もかけてトレッキングする必要がある。そのようなドロミテの雄大さと奥深さに圧倒される。いつの日か,また少しでも神秘のドロミテを究めてみたい,という誘惑にかられる。 これから始まるブログでは,日記形式でこれらの感じたことを書き,将来この地域を旅行する人たちのためにいくらかの情報を提供したい。 また,自分の印象ではあるが,観光地を★の数でランキングした。 《地名記述について》 ドロミテ,とくにガルディナ谷では,イタリア語とドイツ語の地名がある。このブログでは「イタリア語/ドイツ語」の順に併記した。 |
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