Grossglockner

★★★★★

グロスグロックナー (オーストリア)


7/22
(金)晴れ 

9:25,始発駅のZell am See PostplatzからバスPostbusに乗り,オーストリアの最高峰,Großglocknerを目指した。バスは山岳道路Hochalpenstraßeをひた走り,高度を上げて行った。景色は森林やキャンプ場から高原へ,さらに山岳へと変化した。11:45に終点のFranz-Josefs-Höheに着いた。 

途中,Oberes Naßfeldという休憩所で,30分の休憩があった。Großglocknerに関するミュージアムがあり,山や道路の説明とともに,鉱物の展示があった。マイカ片岩にちりばめられたエメラルド,緑色岩片にちりばめられた水晶など。

終点のFranz-Josefs-Höheには展望台,レストラン,駐車場などを含む巨大な建物があった。展望台からは遠くに氷河が見えたが,Großglockner山頂(3797m)は雲に隠れて見えなかった。インフォメで資料をもらい,短い時間(3時間)でするべきことを考えたが,やはり氷河へ向かうことにした。

絶壁に設けられたケーブルカーGlecherbahnに乗って下に降りた。上から見ると,垂直に降下するようにも見える急勾配だ。しかも,細いロープで引っ張っている。いつ事故を起こす分からない,古い設備だ。

Gletcherbahnを降り,さらに20分ほど歩いた。途中,はるか遠くに宝石のようにコバルト色に光る湖のようなものがある。「あそこまで行ってみよう」と,さらに20分ほど歩いて,近くに行ってみて驚いた。それは湖ではなく,氷の塊の割れ目に光が乱反射してできた芸術品であった!

記念写真をとったあと,40-50分ほどかけて上に上がった。レストランで食事をとったあと,15:00発のZell am See行きバスに乗った。

途中,Fischer Lackeという小さな湖のそばの休憩所で,運転手がモルモットを抱いてきた。ここには多くのモルモットが生息しているという。

Zell am See16:45に到着。ホテルで鞄をピックアップし,駅へ。17:15発(10分遅れ)でSalzburgへ向かった。Zell am See駅のチケット売場では,冗談を言いながら,長々話をする人が2人もいて,とうとうチケットを買えなかったので,車掌に断って列車に乗った。「110分!」と車掌に言った。欧州ではよくあることだ。

Salzburg駅は工事中でゴタゴタしていた。ホテルまで歩いて5分。中庭がきれいなBest Western Hotelに投宿した。

 

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バスは高度を上げていく

マイカ岩片に埋め込まれたエメラルド

博物館のある休憩所

Pasterzen Kees大氷河

氷の割れ目

氷の割れ目

展望台


モリモット