Lake Bohin |
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ボーヒン湖 (スロヴェニア) |
ザグレブ7:00発の列車でリュブリアーナ(スロヴェニアの首都)へ。途中の停車駅で2度,出国,入国のパスコンがあった。 スロヴェニアは人口200万人程度の小さな国だが,北のユリアンアルプスから南のアドリア海沿岸まで,豊かな自然がある。 リュブリアーナのバス・センターではまず,3日後のためにシュツットガルト行きのバスを予約した。窓口の女性が「それってどこ?」と聞いた。 リュブリアーナからバスで1時間半,有名なブレッド湖に着いた。大きなホテルがいくつもあり,かなり観光地化している。今回はさらにバスで40分,ボーヒン湖(Bohinjsko jezero)に宿を取った。 ボーヒン湖は,トリグラフ国立公園の一部である。 予約していたヴィラではインターネットが故障していたため,同じ系列のホテルに変更してもらった。湖と山,牧場が一望できるすばらしい部屋だ。ボーヒン湖は期待に違わず,すばらしい高原リゾートだ。 ホテルのレストランで,鱒料理を食べた。ここの鱒は,ナチがドイツから持ち込んだことで有名。腹部に金色の斑点があるので,「黄金のマス」と呼ばれている。丸ごとフライして,レモンをかけ,にんにくのたっぷり効いたオリーブオイルにつけて食べる。おいしかった。 夕方から雨になったが,空は明るいので,明日は晴れるだろう,と期待した。 6/19(土)晴時々曇のち雨 朝早く,近くの村に散歩に出かけた。スイスの山地と同様,角度の高い切妻の家が並んでいる。冬は雪が深いのだろう。窓には赤い花が飾ってあり,きれいだ。小さな教会とあちこちにお地蔵様のようにマリア様が祭ってある。 牧場に行くと,牛の親子がのんびりと牧草を食べていた。お母さん牛が滔々とオシッコをした。寒いので,湯気が立っていた。 朝食後,バスとケーブルカー(日本でいうロープウェー)を乗り継いで,対岸のヴォーゲル山(Vogel)へ。ここはスキー場で,山頂には多くのリフトがある。山頂駅の周辺をトレッキング。ボーヒン湖とユリアンアルプスが一望できる。トレッキング・コースには標識が全くないので,あまり遠くへは行けなった。 残念ながら,スロヴェニアの最高峰,トリグラフ山は雲に隠れて見えなかった。この山は,スロヴェニアでは富士山のような存在で,スロヴェニアの人は一生に一度は登りたいという。スロヴェニアは1991年に独立するまでは国家として存在しなかった。独立後,初代大統領もここに記念登山したという。 さて,山頂駅のレストランで昼食後,ケーブルカーで下り,バスでブレッド湖まで直行した。湖畔を散策後,森の中を歩いてブレッド城に登った。高さ100mの絶壁上に立つお城で,中には博物館やレストラン,ワインセラーなどがある。お城からの景色は絶景で,広大な高原が一望できる。 ワインセラーでは,マントを着たおじさんが,言葉巧みにワインを売りつけようとする。「スロヴェニア最高のワイン」とか。Wine cellarではなく,Wine sellerだ。 お城を出たところで,雨が急に降り出した。本格的な雨は,この旅行では初めてだ。パスでボーヒン湖に行き,ホテルに戻った。 雨はその後も降り続いたので,二つの湖を辛うじて観光できたことになる。 リュブリアーナからブレッド湖経由ボーヒン湖,さらにボーヒン湖南岸(左岸)を経由してケーブル駅下(Žičnica Vogel križišče)まで直通のバスが1時間に1本ある。
ここのウェブサイトでスロヴェニア国内,国際のバス時刻を調べることができる。 http://www.ap-ljubljana.si/eng/ ここのバスは,平日と週末,祝日,および期間運行が複雑に入り組んでいて,バス停の時刻表では分からないことがあるので,予めインターネットで調べておいた方がよい。
Apartmaji/Residence Triglav Apartmentsだが,部屋は広く,レイクビューの部屋なら非常に見晴らしがいい。レストランもなかなかよい。本文にある,マス料理は,生簀から料理してくれる。 欠点は,Bohin湖バス停(Bohinj Jezero)から遠いこと(約1km)。早い時間だと,Bohin湖から1時間に1本,バスがある。停留所はStara Fuzina。時刻表は上記ウェブサイト。(タクシーはない。) なお,ホテル前から1日に1本,リュブリアーナ行き直通バスがある(6/20参照)。朝食はあまりよくない。。
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写真をクリックすると拡大されます マス料理 マリア像 ボーヒン湖 ボーヒン湖 ヴォーゲル山からボーヒン湖 ブレッド城 ブレッド城から ブレッド城内
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