6月27日(木) 晴れ
成田発カルガリ行きのエア・カナダ直行便AC010便は,ほぼ満席だった。登山やハイキングを目指すと思われる人は意外に少ない。また,カルガリ経由で米国北部へ行く人も多くいた。
カルガリ着11:40。定刻。入国審査もスムーズ。直ちにハーツ・レンタカーで手続き。係員が"All highways are open."と言った。
6月19-21日にアルバータ州を襲った豪雨と洪水のため,ハイウェーTrans- Canada
Highwayは1週間以上閉鎖されていた。そのためかなりの迂回を強いられるはずだったが,幸いこの日にすべてのハイウェーが開通した。ラッキー!
Divided Highway
2号線,201号線を経由してTrans-Canada Highway
1号線へ。カナディアン・ロッキーが次第に近づく。途中,Canmoreでトイレ休憩がてらスーパーで買物。カナダのホテルには朝食がついてないので,パンなどの材料を仕入れ。Lake
Louiseには4時ごろ到着した。空港から約200km。
さっそく,インフォメで情報を集めた。また,ハイウェーの国立公園入口ゲートが無人であったため,ここで入場券を購入した(トップページ「国立公園入場料」参照)。
宿泊したMountaineers
Lodgeはインターチェンジからすぐで便利。近くにはモールなどがある。
6月28日(金)
ホテルで簡単な朝食を済ませたあと,Lake
Louiseへ。ここには約20年前に来たことがある。湖のたたずまいは20年前と同じ。静かな湖面の背後に,均整のとれた山並みが見える。
トレイル@:
Lake Lake Agnes & Beehives
(「ハイキング・ガイド」p.44)
Lake Louiseの右岸からトレイルへ。
ゆるやかな上り坂で,歩きやすい。しばらく登ると,スイッチバックのあと,展望の開けたところがあり,Lake Louiseが一層きれいな緑青色をしている。
さらにしばらく登ると,Mirror
Lakeに着いた。正面のBeehiveはまさに蜂の巣のように切り立っている。それを写す湖面が美しい。残念なのは,中央に土砂崩れの跡が残っており,これが少し景観を乱す。
ここでしばらく休憩して,Lake
Agnesに向かった。トレイルは次第にきつくなり,最後は木製の階段だった。この階段から,Lake Agnesから流出する滝が見えた。
Lake
Agnesの正面には,荒々しい岩肌に雪を抱いたDevil's Thumbが見える。この湖にはTea
Houseがあり,ここで休憩した。さすがに英国の伝統を受け継ぐカナダ。Coffee Shopではなく,Tea
Houseだ。実際,注文したコーヒーはまずかった。ここでは紅茶にすべきだ。
湖を左に見て,さらに登るとBig
BeehiveとLittle Beehiveの分岐に出た。今日は少し疲れているので,Little Beehiveにしょう。
Little BeehiveはLake
Louiseとは反対側の山脈が見えた。ここで昼食。
帰りはショートカットし,湖を通らずに降りたが,この道は人馬共用。Lake LouiseからLittle
Beehiveまで,乗馬ツアーがあるらしい。共用の道には馬のフンが大量にあり,臭い。何とかしてほしい。
Lake
Louiseに戻ると,陽光に照らされた湖面がさらに美しかった。
ディナーはBaker Creek
Bistro(下記)で。最高の料理だった。今回はYellow
eye
rockfishと呼ばれる白身の湖魚をメインとしたが,クリスピーなフライ皮ととろけそうな身の食感が何とも言えない。トッピングは茎わかめ,ラズベリーなどのサイドも絶品だ。
《おすすめホテル》
Mountaineer Lodge
101 Village Road, Lake Louise
Tel: (403) 352-3844
Lake Louiseインターに近く,湖に至るLake Louise
Driveのそば。近くにモールもあり,便利。
《おすすめレストラン》
Baker Creek Bistro
Bow Valley Parkway,
Lake Louise
Tel:
(403) 522-2182
Lake Louseダウンタウンから湖と反対方向に上り,Bow Valley Parkway
(1A)をバンフ方向に11km。右側にある。ダウンタウンから20分程度かかるが,わざわざ行く価値は十分にある。食材,料理とも抜群。
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