6月29日(土) 快晴
カナディアン・ロッキーの「聖地」Lake
O'Haraへ行くには,シャトルバスに乗車する必要がある。このバスは予約必須で,1日に42人しか受け付けない。入山を制限し,環境を保護するためである。
このバスを予約するため,日本から何度も電話したが,ようやく出発当日になって電話がつながり,たまたまこの日が2人分空いていたため予約が取れた。
Trans-Canada Highway
1号線をゴールデン方面へ。約15分でバス乗場の駐車場に着いた。すでに多くの車が8:30のバスのために待機している。
シャトルバスは約20分で,Lake
O'HaraのDay Shelterと呼ばれる建物の前に着いた。ロッジに宿泊する人はここから先に少し歩く。
トレイルA:Lake Oesa
(「ハイキング・ガイド」p. 106)
Day
Shelterを出発し,湖の左岸を約15分歩くと,Lake Oesa方面への分岐があり,急な坂道になった。やがてさらに急で狭い階段となった。人がようやくすれ違うほどの狭い階段だ。片側は急斜面のため,一歩一歩慎重に歩を進める。
このような急な登山道でも,軽装で「弾丸登山」をする若者が何組かあった。
やがて,この地域を開発したLawrence
Grassiの碑があった。その上に展望台があり,Lake O'Haraが見渡せた。
その先に滔々と流れる急流があった。
ここからは比較的勾配はゆるいが,代わりに大きな岩が横たわり,その間をゆっくりと進む。やがて碧い湖面のVictoria Lakeが見えた。
さらに進むと,小さな湖Lefroy
Lakeがあり,さらに登り詰めるとLake Oesaがあった。ただ,Lake Oesaは完全に凍結し,雪に覆われており,期待していた真っ青な氷河湖は見ることができなかった。Lake
Oesaの背後はGlacier Peak (3283m)で,荒々しい岩肌にまだら模様の雪をたたえていた。
Lake Oesaではオーストラリアから来たという3人の男女のパーティーと出会った。テントを抱え,これから3日がかりで縦走するという。若いひとがうらやましい。
Day
Shelterに戻って,軽食とコーヒーで休憩した。イスラエルから来たという老夫婦としばらく話していると,帰りのバスがきた。
ホテルに戻ったあと,ディナーのため,Moraine
Lake Lodgeに向かった。土曜日とあって,駐車場は満杯。道路にも多くの車が駐車していた。
Moraine Lake
Lodgeのレストランは落ち着いたところで,メニューは豊富。スパイスがよく効いていた。
食事中に,激しい雷雨になった。
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