Estr. de Magallanes

★★★★

 マゼラン海峡 (チリ)


2月13日(木) 晴れ

この日はウシュアイアからプンタ・アレナスまで,600km,12時間のバスの旅だ(28,000CHP=5,600円)。

朝8:00ウシュアイアのComapa社営業所発。バスは約3時間でアルゼンチンを出国。その後20分ほどでチリの入国管理事務所に到着した。

ここの荷物検査は非常に厳しかった。荷物室の荷物をすべて卸し,犬に臭いをかがせて怪しいものはすべて開梱検査する。生の動植物は一切ダメ。ニュージーランド入国並みの検査だ。チリの陸路入国はきびしいと聞いていたが...。

昼食ののち,バスはフエゴ島の平野を突っ走った。アルゼンチン国内は舗装が完備していたが,チリに入国すると約半分は砂利道。ただし,チリも現在,大がかりな舗装工事を進めている。

平野にはグアナコや羊などの多くの野生・飼育動物が見られる。羊の群れが道路いっぱいにあふれてバスの進路を邪魔するという一幕もあった。

ここで一つの疑問が生じた。スイスの山では,冬になると羊を里に下ろし冬を過ごす。しかし,フエゴ島の高原は高低差がほとんど見られない。ではここの羊は冬,どのように過ごすのだろうか。

これについてShangri-LaのHansさんに聞くと,「フエゴ島にも200-300mの高低差はある。羊は谷間に集められ,身を寄せ合って寒い冬を過ごす。冬の芝は毛にとってよい栄養だ」と教えてくれた。

バスはマゼラン海峡に到着した。このあたりはマゼラン 海峡でも最も幅の狭いところだ。フェリーが頻繁に往来している。バスや車を載せて対岸に運ぶ。

対岸に着いてからさらに2時間半,ようやく19:30にプンタ・アレナスに着いた。タクシーでShangri-Laへ。

 

 

 

 

 

 

 

 

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フエゴ島の平野

羊の群れ

マゼラン海峡

フェリー

フェリー