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雪谷旅人の旅ブログ
地中海の聖なる島 サルデーニャ
(2013年11月2日〜10日)
 
このブログは,9日間にわたる地中海の聖なる島 サルデーニャの旅の記録である。

考古学的には非常に興味深いサルデーニャ島には一度は行きたいと思っていた。丁度,ミュンヘンでのメッセがこの時期にあり,ミュンヘンからはベルリン・エアの直行便があることが分かり, 具体的な計画を進めた。

サルデーニャ島(伊: Sardegna, 英:Sardenia,サルデーニャ語:Sardigna)は九州よりやや小さな島だが,多くの遺跡と遺産がある。とくに今から約3500年前に始まったヌラーゲ文明は,この時代では最も先進的な建築技術を擁していた。石造りの建築群は全島で8,000も確認されている。その後多くの近隣諸国に支配され,最後は独立したサルデーニア王国が現在のイタリアへ進攻し統合した歴史も非常に興味深い 。

ただ,ガイドブックにはあまり多くの記述がなく,交通や行事の情報がやや不便である。インターネットで可能な限り調べ,あとは現地のインフォメで調査することにした。

これから始まるブログでは,日記形式でこれらの感じたことを書き,将来この地域を旅行する人たちのためにいくらかの情報を提供したい。 とくにガイドブックでば得られない現地情報を重点的に掲載した。また,自分の印象ではあるが,観光地を★の数でランキングした。 

《旅程》
 
サルデーニャ島の遺跡は人里離れたところにあるので,公共交通機関で行けるところは限られている。今回は 南部,中西部の主要な遺跡(ス・ヌラジ,ノーラ,タッロス),カターニャの影響が強い北西部3都市,およびヌーオロを中心としたバルバージアン地方を訪問した。航空便はカリアリin,オルビアoutとし ,南から北へ縦断した。 (右の「旅程」と「ルートマップ」参照)


旅程

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ルートマップ

《参考文献》

1

陣内秀信,柳瀬有志著 「地中海の聖なる島 サルデーニャ」 山川出版社

 

サルデーニャの歴史,風俗,習慣についてまとめた好著。建築家の視点からの考古学が興味深い。書名はこのブログのタイトルとして使わせて頂いた。

2

地球の歩き方編集室編 「地球の歩き方 イタリア '13〜'14」 ダイヤモンド社

 

ガイドブックとしてはやはり一番使いやすい。

3

河野穣著 「サルデーニャ島の小さな町々」 文芸社

 

サルデーニャ島の主な町の歴史や施設について解説。地図もついているが,あまり詳しくなく,ガイドブックとしては物足りない。

4

D. H.ロレンス 「海とサルデーニャ」 晶文社

 

「チャタレイ夫人の恋人」で有名な著者が,シチリアからカリアリへ,さらに北上してヌーオロまで数10日かけて旅行した,1910年代の旅行記。この時代の旅行がいかに大変だったかが分かる。人物描写が多い。

5

I sentieri della mimoria--Guida: Di accesso al territorio (記憶の道筋--地域へのアクセスガイド)文化遺産保護局発行(カリアリ考古学博物館で入手)

 

サルデーニャ島の文化遺産へのガイド。全10巻。伊,英,独,仏語。

6

Pula Area サルデーニャ島自治区発行(ノーラインフォメで入手)

 

プーラ〜ノーラの紹介。 英語。

7

Provincia di Oristano オリスターノ県発行(オリスターノインフォメで入手)

 

オリスターノ県の 歴史,風俗,食事,祭り紹介。 伊・英語。

8

Itinerario dei carnevali tipici della provincia di Nuoro (ヌーオロ県の祭りの典型的な旅程) ヌーオロ観光局発行(ヌーオロインフォメで入手)

 

ヌーオロを中心としたバルバージア地方の祭り。村ごとの紹介。伊,英,独語。

 

Link






























 

 

《サルデーニャの交通》

空港:カリアリ,オルビア,アルゲーロにあり,国内外から多くの直行便がある。オルビアが一番多い。

鉄道:イタリア鉄道Trentaliaがカリアリ〜オリスターノ〜 オツィエリ〜オリビア(〜サッサリ)の縦断幹線を運行。ARST Gestione FdSがサッサリ〜アルゲーロ,マコメル〜ヌーオロなどの支線を運行。その他季節観光列車「緑の列車」Trenino VerdeがやはりARST Gestione FdSによって運行される。時刻表は:
Trentalia:  http://www.trenitalia.com/

ARST FdS:  http://arst.sardegna.it/orari_e_autolinee.html

バス: 島内のほとんどの長距離バスが州政府の公社ARST (Azienda Regionale Sarda Trasporti)によって運行されている。また,Turmo Travel社が縦断バス(カリアリ〜オリスターノ〜ヌーオロ〜オリビア〜サンタテレーザ)を運行している。
ARST: http://arst.sardegna.it/index.html

Turmo Travel: http://www.gruppoturmotravel.com/
鉄道,バスを含む乗換案内としては,下記のサイトが便利。
http://www.oraribus.com/

なお,イタリアのバスは平日,祝日,登校日によって異なるので,時刻表では注意が必要。
Giornaliero (GIOR): 毎日
Feriali (FER):平日(月〜土)
Giorni festivi (FEST): 日,祝
Scolastica (SCOL): 登校日

サルデーニャ島内では,高規格道路が発達しており,制限速度は110km/hである。バスは一般道路でもかなり速度を出しており,このため鉄道よりバスの方がかなり速い。 今回はサン・ガヴィーノ〜オリスターノ間で鉄道を利用し,オリスターノからタッロスへの往復にタクシーを利用した以外は,すべてバスを利用した。


鉄道地図


ARSTバス