Cabras |
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カプラス (イタリア) |
次に,カプラスCabrasの聖マリア教会Chiesa di Santa Maria Assuntaへ。 その後,カプラス池Stagno di Caprasのほとりに出た。この大きな池は塩分を少し含む塩湖で,古代から伝統的な漁法のスズキ漁で有名だ。つい最近まで,葦の船で漁をしていたというが,湖岸にあるのは木製のボートだった。 波が高かった。 次に,カプラスのサン・サルヴァトーレ教会Chiesa di San Salvatoreへ。入口で神父さんが笑顔で迎えてくれた。この教会は,ヌラーゲ時代の「聖なる井戸」の上に建っていることで有名だ。入口近くにある階段を降り,一番奥へ行くとその「聖なる井戸」があった。耳を澄ますと水の湧く音がする。ここで,ノーラ遺跡のガイドの言葉を思い出した。 「彼らは聖なる水と飲料水を分けていた。水は神であった。」 では,彼らはどのようにして聖なる水と飲料水とを分けたのだろうか。ひょっとして,このようにこんこんと湧き出る水を「聖なる水」と考えたのだろうか。 地下にはこのほか4室があり,その1つにローマ人が残したヴィーナス,マルス,ヘラクレスの3つの像があった。 このサン・サルヴァトーレ教会は,カプラス市内の聖マリア教会の田園教会である。9月第一日曜日の祭りでは,前日から男たちがマリア像を裸足で町から運び,祭りののち持帰る。カプラスの人々は祭りの前の9日間,この田園教会の周囲にあるノヴェーナ(簡易宿舎)に泊って祈りを捧げる。教会の周囲には,背の低い,簡素な家が並んでいた。 見学を終えて,記帳と献金をした。 |
聖なる井戸 ローマ人の残した像画 地下から地上への階段
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