まとめ

 


実質1週間の短い期間であったが,天候にも恵まれ,遺跡や遺産を効率よく回ることができた。インターネットでバス便などを検索し,可能な限り事前調査したが,バルバージア地方だけはよく分からなかった。このため,ヌーオロに2回行くことになり,これだけは無駄だった。

遺跡の中でも,やはり世界遺産のス・ヌラジは圧巻だった。他のヌラーゲも訪問したかったが,いずれも車がなければ無理だ。また,バルバージアの奥深くへ入ることはできなかった。サルデーニャの大エポックであるお祭りも,時期が悪いため見ることができなかった。将来,サルデーニャに行く機会があれば,ぜひ行きたい,また,見たいものだ。

一般の人は英語がほとんど話せないが,道を聞いたりしたとき,みんな非常に親切に教えてくれる。イタリア語で滔々と話してくれるが,こちらはさっぱり分からない。それでも一生懸命教えてくれる。最後に「グラーツィア」とお礼を言うのが精一杯だった。

インフォメはオリスターノを除いてどこでも英語が通じるし,親切だ。とくにヌーオロのインフォメは抜群。バルバージア方面の情報はここで集めるとよい。

サルデーニャは気候も温暖で,物価も安いので観光にはもって来いだ。シチリアのような絶景はあまりないが,歴史や風俗は特有のものがある。そのようなサルデーニャの入門編として,この旅行記がお役に立てば幸いである。