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Baldijov

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 バルディヨフ(スロヴァキア)


1016日(土) 快晴

今日は,スピス城行きを変更したツアーで,バルデヨフとコシチェに行くことになっている。

8時にOndrejさんが迎えに来てくれた。約2時間半でポーランドとの国境に近い,世界遺産の町バルデヨフBardejovに着いた。途中,ポーランドに通じる道に車が何台も渋滞していた。VAT(付加価値税)19%のスロヴァキアから,国境を越えて安い衣類や酒を買出しに行く人たちだという。両国ともユーロ圏なので,国境はフリーだ。

バルデヨフはモンゴルに攻め込まれて一度全焼したあと,ハンガリー王国の庇護を受けて発展した。15世紀をピークに,ハンガリーとポーランドの南北交易の中心として栄えた町だ。城塞で囲まれた長方形の町は,中心に広場があり,そこにゴシック様式のSv. Aegidius教会があった。Ondrejさんが,ここでも祭壇や聖人像について詳しく説明してくれた。

教会の前には市庁舎があった。その周りに市場が立ち,交易が盛んに行われた。税金徴収のための計量容器も保存されている。

周囲の建物はゴシック様式とルネサンス様式の混合で色彩豊かだ。城塞を回ると,周囲にお堀があり,橋から入口にかけて2つの検問所がある。城塞の外にも民家があったが,危険が迫ると城塞の中に逃げ込んだという。

教会搭に登ると,Bardejovの町全体ときれいな丘陵が見える。広場を見下ろすと,ここに展開された市場の賑わいがふつふつと沸いてきた。

 
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St. Aegidius教会

旧体育館

城塞

広場

色彩豊かな建物

教会塔の上から体育館

教会塔の上から

教会内部