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雪谷旅人の旅ブログ
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ルーマニア周遊の旅
(2016年9月19日〜10月4日)

このブログは16日間にわたる「ルーマニア周遊の旅」の記録である。

ルーマニアの田舎には,日本ではとっくの昔に消えた原風景がある。人々は互いに寄り添い,助け合って生きている。そういう記事を読んで,ルーマニアへ行きたくなった。とくに北部のブコビナ地方,マラムレシュ地方にはそのような地方が多数あるという。カルパチア山脈,広大なトランシルバニア平野もあり,これらの大自然にも触れてみたい。

日本からのツアーは多数あるが,ほとんどはブルガリアとの組み合わせで,南部の一部を回るのみである。北部の交通事情はきわめて悪く,例えばスチャバからシゲットまではのろのろ列車を乗り継いで12時間もかかる 。長距離バスはほとんどない。しかし,インターネットでいろいろ検索すると,この区間を結ぶ専用車(Transfer Service)があり,これなら途中観光しながら8時間で行くことも分かった。これを皮切りに,専用車をつなぐルートも明らかになり,実現性が高くなった。

マラムレシュで数10年間過ごしたみやこうせい氏の著書を読むにつれ,ますます行きたくなった。「シニア・トラベラーの会」の掲示板で仲間を募り,計4名で行くことになった。善は急げ!直ちに航空券を買い,ゲストハウスとホテルを予約した。準備から出発まで,わずか2週間だった。

フォークロアを大切にするマラムレシュの慣習が時代とともに消えていくのではないかという危惧があった。実際,みやこうせい氏が滞在していた頃には,車はほとんどなかった。今は多くの家に車がある。しかし,鄙びた農村風景や干し草を山積みした二頭立ての馬車が村を駆け巡るのを見て,やはり来てよかったと思った。

ルーマニアの人々は非常に人懐っこく,信じられないほど親切だった。こちらからお願いしなくても,してほしいことをどんどんしてくれる。日本に対してあこがれをもち,話しかけてくる。マラムレシュではみやこうせい氏を知らない人はいない。このような人がいることを知り,日本人として大変誇りに思う。

よきメンバーに恵まれ,最後まで楽しく愉快な旅だった。

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アンダルシア

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ルーマニア 郡名

 

これから始まるブログでは,日記形式でこれらの感じたことを書き,将来この地域を旅行する人たちのためにいくらかの情報を提供したい。 また,自分の印象ではあるが,観光地を★の数でランキングした。

《参考図書》

地球の歩き方A28 「ブルガリア ルーマニア 2025-16」 ダイヤモンド社

ルーマニア主要都市・観光地のガイドブック。 ブコビナの修道院,マラムレシュの木造教会についても簡単な記述がある。

Lonely Planet "Romania & Bulgaria" (2013年5月)

ルーマニアの主要都市・地方都市のほとんどについての記述がある。どういう目的でどこを訪れるべきかの指針がある。宿泊施設,レストランの詳しい案内があり,お勧めのところはまず間違いなく 優れている。極めて信頼性の高い本だ。

飯田辰彦 「旅名人ブックス ルーマニア」 日経BP社 (2006年8月)

ルーマニア各地の歴史,地理,風習などについて詳しく解説した旅行記兼ガイドブック。カラー写真が美しい。ブコヴィナ地方,マラムレシュ地方の教会群の解説も詳しい。ボティザ 村のペンシオーネ(ゲストハウス)ポイエナール・マリアでのアグロツーリズムについての詳しい記述もある。 「今やポイエナール・マリアには世界中からファンが集まってくる。イオンの農作業を手伝い,マリアと一緒に料理を作り,ツィープレッシュ山の登山を楽しむ」と紹介されている。

蔵前仁人 「ルーマニア」 旅行人(2008年12月)

ブコビナの修道院やマラムレシュの木造教会など,ルーマニアの田舎を紀行風に紹介。北部での取材で交通事情の悪さを痛感。

三尾章子 「ルーマニア 遥かなる中世へ」 書肆侃侃房 (2012年12月)

ルーアニア各地の紹介,とくに主要観光地の見所やレストランに詳しい。簡便な旅行案内書として好適。ボティザ村のマリアさんの記述もある。 (同じ著者の「ルーマニアマニア」書肆侃侃房, 2006年10月)はこの本の前身)

みやこうせい 「マラムレシュ」 未知谷 (2000年1月)

写真家・随筆家のみやこうせい氏が数十年間過ごしたマラムレシュ,とくにポイエニレ・イゼイと近くの村での体験をつぶさに記した本。マラムレシュの人々の日常生活を季節ごとに追い,結婚式や葬式の模様をつぶさに描いている。 衣服や食事,家畜の世話,羊の移動などにも詳しい。果物のリキュール「ツイカ」は食前,来客,祝事,葬儀などで振舞われる。葬儀で司祭が語った説教を仔細に記録した部分は圧巻。感動的な本だ。

みやこうせい 「カルパチアのミューズたち」 未知谷 (2011年4月)

ルーマニアの民族音楽を地域ごとに比較し,特長を明らかにした。さらにルーマニアの歴史,風俗が随所に織り込まれている。前書「マラムレシュ」の11年後に書かれた本だけあって,最新の情報が得られる。各地方の民族音楽を収録したCDつき。


 

 

 

 

 

 

 

 


 

 




 

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