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雪谷旅人の旅ブログ
地の果て パタゴニア
(2014年1月27日〜2月17日)

このブログは,21日間にわたる地の果て パタゴニアの旅の記録である。

「パタゴニアの大自然に触れてみたい」という願望と「高齢の私にきついトレッキングは可能か」という心配が交錯し,なかなか決断できなかった。それを押したのは,もう一つの理由,「グレート・ジャーニーの行く果てを見たい」という願望だった。(「グレート・ジャーニー」についてはあとで触れる。)

ツアーもあるが,日数が限定され,非常に高額なので個人旅行(単独)とした。ゆっくりした日程を取り,主要個所はいずれも4泊とした。1日は移動と現地調査に取られるので,中3日の天候をみて現地で行程を決めた。パタゴニアの天候はきわめて不安定なので,これが正解かと思う。

国際航空券は成田〜ロスアンゼルス〜サンティアゴ〜プンタ・アレナスとし,ロスまではシンガポール航空,ロスからはラン航空とした。これが一番飛行時間が短く,安い方法である。 行きのロスでの乗継(2時間)は万一のことを考えて一泊することにした。

現地の移動はバスだが,エル・カラファテからウシュアイアへはラン航空を利用(地図参照)。

トレッキングの基準は高齢者でも可能な「高尾山+α」の体力で行ける範囲とした。このため,トーレス・デル・パイネ(18km, 標高差800m)やロス・トレス湖 (25km, 標高差750m)へは行けなかったが,パイネでの現地ツアーやフィッツ・ロイ展望台ですばらしい光景を見ることができた。本文ではトーレ湖やマルティアル氷河など,高齢者でも歩けるトレッキング・コースを紹介したい。 今後計画される方のために,日本では得ることができないトレッキング情報なども掲載した。

その他,氷河ツアーや野生動物クルーズ,ニメス湖の散策など,多くの思い出がある。

「グレート・ジャーニー」とは,人類が15万年前にアフリカで生まれ,世界中に拡散した過程を指す。人々は長い長い旅を経て最後に南米南端のフエゴ島へ行きついた。マゼラン (フェルナン・デ・マガリャンイスがいわゆるマゼラン海峡を 通過するずっと前から,多くの原住民がウシュアイアの周辺で暮らしていた。彼らはなぜここまで旅をすることになったのか,なぜこのような過酷な環境を選んだのか,それを現地で見届けるのが今回の一つのテーマである。幸い,博物館や遺跡でそれらの一片を垣間見ることができた。

これから始まるブログでは,日記形式でこれらの感じたことを書き,将来この地域を旅行する人たちのためにいくらかの情報を提供したい。 また,自分の印象ではあるが,観光地を★の数でランキングした。 このブログを通じて,「高齢者でもここまでパタゴニアを楽しむことができる」という提案が参考になれば幸いである。

地図をクリックすると
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飛行経路

ルートマップ


行程表

 

《参考文献》
1

地球の歩き方B22:アルゼンチン・チリ2014〜15 (ダイヤモンド社)

 

パタゴニアの一般情報に詳しい。

2

野村哲也:パタゴニアを行く(中公新書)


パタゴニアに住む著者の紀行とカラー写真集。ガイドブックでは得られない現地情報が含まれている。

3

野村哲也:パタゴニア--野村哲也写真集(名古屋風媒社)

 

雄大で色鮮やかなパアゴニアの自然をとらえた写真集。

《現地通貨について》
 

2月1日現在のレート:
チリ・ペソ(CLP)                  1USD=550CLP
アルゼンチン・ペソ(ARS)      1USD=8.0ARS


両替商


街中

チリ,アルゼンチンとも米ドル(USD)がどこでも使える。町中でのレートはそれぞれ500CLP, 10-12ARS程度。アルゼンチンでは両替商(7.5ARS)より町の商店やレストランの方がレートがよい。アルゼンチン・ペソは最近,20%程度暴落したので,町の人は米ドルを欲しがっている。近い将来10-12になると見ているようだ。なお,ATMでは両国とも,通常の手数料のほかに外国カードに対して300円程度の手数料を上乗せする。町中で米ドルを使う方が便利で歩がよい。両国の旅行では米ドル必携。 日本円は非常に歩が悪い。手数料50%程度。

なお,本文中の価格表示を分かりやすくするため,下記で換算した日本円を併記した。これはあくまで概算値であり,参考値として見てほしい。

1CLP=0.2円
1ARS=12円
1USD=100円


 

 

 

 

 

 


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